直葬とはどんな葬儀?行う前に知っておきたい5つのこと

棺に花を添えるイメージ

直葬とは

直葬とは、火葬のみを行う葬儀で火葬式とも呼ばれます。

火葬式といいますと火葬炉にて数時間で終わってしまい、きちんとしたお別れの儀式が出来ないと思う方もいるかもしれません。
しかし、直葬とは葬儀の形のひとつで、短い時間ながらもしっかりと故人とのお別れをすることも可能です。

特に昨今は、コロナウィルスによる影響もあって、直葬を選ぶ人が増ました。
ここでは、直葬について知っておきたい5つのことを紹介します。

直葬ってどんな葬儀?

直葬とは、家族や近親者、親しい友人など数名~10名ほどで集まって行うことが多く、告別式や通夜式を執り行わない葬儀の形式です。

火葬のみのお別れで、参列者向けに料理などの準備をしないため、他の葬儀に比べて費用を抑えることができます。
また、短時間で執り行うことができるため、精神的にも身体的にも負担が少ないのもメリットです。

少子高齢化・核家族化が進んで参列いただける方も少なくなり、遺族や高齢の親族のさまざまな負担を軽減するために、昨今増えている形式です。
忙しい人が多い都市部や、葬儀に呼ぶ人が少なくなった、費用を抑えたい人などの間でも広まって来ています。

亡くなった後は、24時間が経過しないと火葬はできないという法律があります。そのため、それまでの時間は、納棺や身内でお別れの儀式などを行うことができます。
僧侶を手配して、火葬時に読経をしてもらうことも可能です。

直葬の一般的な流れ

直葬は、火葬のみの葬儀のため、1日で短時間に執り行われます。

直葬の流れ
  1. ご臨終
  2. ご遺体搬送・安置
  3. 納棺
  4. 火葬(読経をしてもよい)
  5. お骨上げ・納骨
  6. 繰り上げ法要など

直葬にかかる費用は?

通夜や告別式がない直葬は、下記の費用がかかります。

直葬にかかる施設使用料とは

直葬は、通夜や告別式を行わないため、斎場などの会場費用はかかりません。

ただし、火葬を行うまでの間、一旦安置場所へ搬送しなければなりません。
遺体安置を葬儀社に依頼する場合や、遺族が一緒に宿泊する場合には、安置室・控え室の使用料が発生します。
また、遺体の搬送を葬儀社にお願いする場合も、その費用がかかる場合もあります。

火葬にかかる費用

直葬の葬儀費用としてかかるのは、火葬場での費用となりますが、それとは別に納棺や骨上げも行うため、お棺、骨壺、供花などは、最低限必要となります。

前述したとおり、火葬は死後24時間経過しなければ出来ないため、ご逝去された後の搬送、安置時のドライアイスの準備も必要です。
火葬時に、僧侶に読経などを依頼する場合は、その分の読経料、戒名料、お車代などがかかります。

具体的な内容と費用は第一社の直葬プランを参考にしてください。

直葬でのおもてなし、返礼品などは?

通夜や告別式を行わない直葬では、参列者への返礼品費用はかかりません。近親者のみの飲食費や移動費などを想定しておけばよいでしょう。

ただし、葬儀後に、生前故人と縁のあった方に対して死を知らせる案内や、自宅への弔問客に返礼品を渡す場合などは、その準備費用がかかります。

直葬のメリット・デメリット

次に直葬を選んだ時のメリット・デメリットを見ていきましょう。

直葬のメリットとは

直葬のメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 家族・近親者のみで静かに送ることができる
  • 参列者に対する気遣いや対応が必要ない
  • 故人や遺族の希望であれば、かなえやすい
  • 参列者の身体的・時間的な負担を軽減できる
  • 火葬のみなので費用を抑えられる

また、都市部に住んでおり、ふるさとであらためて葬儀を行うので火葬だけでよい場合にも、直葬が選ばれています。

直葬のデメリットとは?

一方、通夜や告別式を行わずに、故人と共に過ごす時間も限られるため、以下のようなトラブルが起きる可能性もあります。

  • お別れの時間が限られている
  • 家族や親族の同意を得ておかなければならない
  • 訃報を知った参列希望者に対するケアが必要になる
  • 日頃から世話になっている菩提寺とのトラブルが起きる可能性も

直葬で注意すべきポイントとは

直葬も家族葬と同様に、限られた人数のみで行うので、日頃から故人と親交のあった知人や職場の上司・同僚などには、早めに「身内のみで行う」ことを周知させる必要があります。

場合によっては、葬儀後に弔問の機会やお別れの会を設ける必要もあります。また、香典や供物を受け取るか否かも、決めておいた方がよいでしょう。

参列や弔問の希望者は、故人ときちんとお別れをしたいとしてくださる方々なので、失礼にならないように、対応の準備をしておきましょう。

まとめ

直葬は、最も簡略化した葬儀のスタイルなので、その分、参列できなかった故人の縁者に対するケアが必要となります。

身内のさまざまな負担の軽減を優先して、直葬を選ぶことも多いと思いますが、こうした周囲への配慮も、忘れないよう心がけましょう。

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