【東京都港区】火葬場を適切に探す方法。相場・補助等を解説

大切な人が亡くなった時に、手厚く葬儀を行いたいと誰もが思うでしょう。
火葬も葬儀の一部分ですが、ここでは東京都港区での適切な火葬場の選び方について説明します。
また火葬場の相場や、港区役所が行っている補助制度についても詳しく解説します。

港区の火葬場一覧

実は、東京都港区に火葬場はありません。
そのため、東京都23区内にある自治体が運営する公営の火葬場、2カ所、民間企業が運営する火葬場、7カ所のいずれかを利用することになります。
港区民は、9つの火葬場から適した火葬場を選択することが出来ます。

港区からご利用になれる火葬場

・公営の火葬場

臨海斎場(東京都大田区東海1-3-1)
故人が港区に住んでいた、あるいは葬儀の施主(2親等内の親族)が港区に住んでいる場合、割り引いた価格で利用できます。

瑞江葬儀所(東京都江戸川区春江町3-26-1)
都民であれば割り引いた価格で利用できます。

・民間の火葬場

町屋斎場(東京都荒川区町屋1-23-4)
落合斎場(東京都新宿区上落合3-34-12)
代々幡斎場(東京都渋谷区西原2-42-1)
四ツ木斎場(東京都葛飾区白鳥2-9-1)
桐ヶ谷斎場(東京都品川区西五反田5-32-20)
堀ノ内斎場(東京都杉並区梅里1-2-27)
戸田葬祭場(東京都板橋区舟渡4-15-1)

民間の火葬場は公営と比較して料金が高くなりますが、同じ敷地内に斎場が併設されています。
葬儀と火葬をつつがなく行いたい場合は利用するといいでしょう。
東京都23区外にも火葬場はあります
ただし、霊柩車などの料金は火葬場の距離で変化します。遺体を安置している場所からなるべく近い火葬場を選ぶのが現実的です。

火葬場を使うときの費用と補助

臨海斎場は12歳以上の遺体で40,000円、12歳未満で24,400円かかります。
大田区、目黒区、世田谷区、品川区、港区以外の住民が利用する場合は2倍の料金です。

瑞江葬儀所は7歳以上の遺体で61,000円、7歳未満で35,300円かかります。
都民以外が利用する場合、それぞれ73,200円と42,360円かかります。

民間の火葬場を利用する場合には、最低でも7万円から、一般的な相場だと10万円前後の費用を見積もってください。
ただし民間の火葬場の利用に対して、港区から補助制度があります。

「特別区区民葬儀」という制度で、火葬だけでなく、祭壇や霊柩車についても比較的安い価格で利用できます。
特別区区民葬儀を利用するためには、まず23区で指定された「区民葬儀取扱店」でその旨を申し込んでください。
そして、故人の死亡届提出同時に区役所などの窓口で区民葬儀券を受け取ってください。
最後に申し込んだ区民葬儀取扱店に区民葬儀券を提出して手続きは完了です。
大人が53,100円、小人が(満6歳以下)29,000円の料金で火葬することができます。

また故人が国民健康保険に加入していた場合、申請することで死亡時に葬祭費7万円が支給されます。
ただし港区では原則火葬のみでは申請を受け付けていないので、同時に葬儀をする場合に申請してください。

火葬場の申し込み方法

火葬場の申し込み方法は2通りあります。

1つは自分で予約する方法です。
自治体が運営する瑞江葬儀所・瑞江葬儀所は24時間電話での予約を受け付けています。
ただし瑞江葬儀所は原則葬儀社を通じての申込みしか受け付けていません。また火葬してもらうには火葬許可証が必要です。
火葬許可書の申請には、故人の死亡診断書と死亡届を港区に提出する必要があります。

もう1つの方法は葬儀社に依頼することです。
葬儀社が代わりに火葬場を予約してくれます。
できることならば、葬儀社に依頼することを推奨します。

葬儀社に依頼することのメリットは、火葬だけでなく、他の葬送儀礼についても代行してくれることです。
火葬だけでも、遺体の安置方法や霊柩車の手配、火葬許可証の手続きなどやることは沢山あります。
それに加えて葬式・告別式の斎場の手配や通夜振舞いの支度、香典返しの用意など、遺族の家族だけで準備するのは大変です。
葬儀社に依頼すると費用はかかりますが、葬送儀礼の全てを取り仕切ってくれます。
小さい自宅葬を検討している人以外は葬儀社を活用するのがおすすめです。

コロナ禍の火葬場

コロナ禍での火葬場ではいくつかの制限があります。
まず遺体に関しては接触感染の恐れがあるため、非透過性納体袋に収容され、みだりに触れることは禁じられています。

また参列者に対しても、クラスター防止の観点から、消毒を徹底して、マスク着用で、ソーシャルディスタンスを保ち、場合によっては人数が制限されます。
必要に応じてオンラインを活用して、密にならない対策をしなければいけません。
個別の事情については、火葬場や葬儀社に問い合わせるといいでしょう。

東京都港区の補助制度を利用して相場より安い火葬場の利用を

葬送儀礼は火葬だけではありません。通夜・葬儀・告別式と多岐にわたります。
遺族の家族だけで全てこなすことは困難です。

どうぞ葬儀社を利用して、なるべく負担のない形で葬送儀礼をこなしてください。
また港区が指定する区民葬儀取扱店であれば、港区の補助制度により、相場より安い値段で民間の火葬場も利用できます。
ぜひ検討してみてください。

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